寒波 テキサスを襲う

先週はじめから、アメリカ南部一帯が強烈なウインターストーム(寒波)の直撃を受けた。

ダラスではマイナス12℃~13℃を記録。テキサス州全体では400万世帯以上が火曜日から停電している。

ウインターストームの影響が出ているのはテキサス州だけではない。周辺の州も同様だが、電力供給についてはテキサス州は単独の運営をしている。

アメリカ国内の送電網システムは、西部、東部、テキサス州の3エリアに分かれている。停電が発生したテキサス州は CO2排出ゼロを目標にする「GREEN NEW DEAL 政策」によって化石燃料の発電を減らしてきたが、皮肉にもその再生可能エネルギーがダウンしてしまった。主力として取り入れてきた風力発電の羽根が凍りついて機能しなくなったのに加え、寒さによる暖房使用が電力の許容量を超えてパンクしてしまったのだ。

「やはりテキサス州には化石燃料の発電所が必要だ」という意見も出ている。風力ににせよ太陽光にせよ、再生可能エネルギー由来の発電システムは災害時の脆弱性で化石燃料に劣る。反対派からすれば、「それみたことか」というところだろう。

コロナパンデミックへの対応にも影響が出ている。ヒューストンの保健局でも電力供給がストップし、コロナワクチン8400回分を保管する超低温冷凍庫が止まったまま。担当者は「速やかに別の冷凍庫に移さなければワクチンは廃棄せざるを得なくなる」と述べた。

小売店も軒並みクローズ。ウォルマート、クローガー、ターゲットといった大手を始め、一時は数百店舗が閉鎖を余儀なくされた。

UPSのダラスの物流拠点も一時的に停止し配送に影響が出ていたが、現在は再開したという。

テキサス州はアメリカ最南部。暑さ対策は施してきたが、これほどまで気温が下がることは想定外だったそうだが。https://www.cnbc.com/2021/02/16/severe-winter-storm-shutters-hundreds-of-walmart-stores.html

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