シアワセな返品

アメリカ小売業界最大の繁忙期といえば、冬のホリデーシーズン。一般的にはクリスマスから年末年始を指すが、小売業界のそれは11月のブラックフライデーから始まる長いものとなる。

このホリデーシーズン、最も売れる時期であるということは、最も返品が増える時期でもある。

FedEx は大量の返品が予想されるホリデーシーズンに先立って、オンラインで購入した商品の返品ドロップオフサービスを拡大した。スタートアップの Happy Returns と提携し、自社の営業所2000カ所で返品を受け付ける。

「ドロップオフ」とは「そのまま置いて帰って良い」というもので、煩雑な返品手続きが不要。10月末から開始している。

返品の手続きは、まずオンラインで返品を申請し、QRコードを入手。返品したい商品を持って返品場所を訪れ、スマホのQRコードを提示してボックスに商品を入れるだけ。このボックスは再利用可能な一種の通い箱で、エコフレンドリーボックスと名付けられている。

ボックスに入れられた商品は一度取り出されてチェックマシンによって検品。問題がなければ商品がボックスに戻され、小売店に送られる。

返品できる商品は Happy Returns と提携している小売サイトで購入したもの。すでに Rothy’s、Everlane、Untuckit、Revolve、Steve Madden、Draper James 等150社あまりが提携している。

実はこの返品ドロップオフサービス。アマゾンではすでに同様のサービスを実現しており、アメリカ人はそのサービスに慣れてしまっている。コロナパンデミックではショッピングモール、百貨店、書店などが閉鎖していたなか、カスタマーからの返品に対応してきた。

消費者の79%が返品手数料フリーを希望していて、アメリカの小売の49%が返品手数料フリーにしている。

ネットショップでアマゾンに対抗するためには、「簡単かつタダで返品OK」というサービスが欠かせなくなっている。

アマゾンが設けた返品場所は、全米7500カ所におよぶ。

2015年に設立されたスタートアップ、Happy Returns の返品場所はそれに次ぐ2500カ所。

FedEx のかつての大口顧客であったアマゾンは、物流センター、車両、航空機まで独自の物流機能を整備し、サービスを向上させてきた。

アマゾンが物流業界から引き上げたマネーは9億ドル相当という。https://www.forbes.com/sites/laurendebter/2020/10/20/fedex-happy-returns-partnership/?sh=3ae89c9735f1

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