米コストコ コロナで商品調達に苦慮

コロナパンデミックで小売業の商品調達に大きな動きが出ている。

アメリカのコストコは、商品を揃えるのにも苦慮している。コロナパンデミックによって、一部の商品の需要が大きく変化しているためだ。

例えばパティオ家具と称される、庭やテラスなどに置くベンチやテーブル。毎年気温の上昇とともに売れ行きが伸びる季節商品だが、今年は多くが売れ残ってしまった。例年であれば気温が下がったころにディスカウントされるところ、今季の売れ残りは来年に回されることに決まった。ハロウィンコスチュームの販売も今年は期待できそうになく、これは発注数を減らして対応している。

一方でここ数か月、アルコールウェットティッシュ、ホームベーカリー用の材料、ノートパソコンなど、需要が急増している商品の入荷が追い付いていない。ペーパータオルも需要の高い商品のひとつだが、従来2社だったサプライヤーを倍の4社に増やすことにした。

商品流通の変化とともに、財務面でも変化が出てきている。

8月30日時点で、前年比の在庫レベルは7%増。金額にして122億ドル増。買掛金の額は21%増加し、142億ドルに。なかでも運転資本は直近の会計年度で33億ドルと、前年度の2億4800万ドルから一気に膨れ上がった。

コストコに限らず、小売り業界全体で運転資本の比率が上がっている。

コンサルティング企業のハケットグループの調査によると、この業界の平均運転資本比率は昨年42.2%で、今年は46.8%に上昇している。コストコも、資金繰りに行き詰まる最悪のシナリオに備えるため、40億ドルの債権を売却している。

コストコCFOのリチャード・ガランティ氏は述べる。

「需要予測に基づいた在庫水準に戻すため、サプライチェーンの改善は継続しているが、商品によっては半年から9ヶ月かかる。既存のサプライヤーだけでは需要の高い商品を揃えるのは困難だ。需要の高い商品のサプライヤーは増やし、需要の低い商品は削減していく」

売れる商品を増やして売れない商品を減らすという基本手段以外に、有効な対応策はなさそうだ。https://www.wsj.com/articles/costco-cfo-juggles-managing-inventory-for-products-in-high-low-demand-11601412369

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