Ocean Freight 弱含み

Ocean Freight(海上運賃)が弱含んできた。

ノルウェーのオスローに拠点を置く Ocean Freight のデータベース企業、ゼネタ(Xeneta)のレポートによると、Ocean Freight の長期契約レートが徐々に下降してきている。

ゼネタは地球上に広がる16万航路のレート情報を掴んでいる。クライアント企業は同社からデータ提供を受けてベンチマークとし、自社の Ocean Freight が適正なレートなのか否かの判断材料とすることができる。

世界全体で見た Ocean Freight は、昨年比1%超低下。2月までは4ヶ月連続で上昇基調だったが、コロナパンデミック以降は徐々に下降し5月は1.2%ダウン、6月は1.8%ダウンしている。

4ヶ月前、コロナパンデミックにより突然サプライチェーンが止まってしまったわけだが、海運会社はこの期間相当な工数を費やし、供給過多によるレートダウンを招かないよう、需給バランスを調整してきたこともあって下降幅も2%未満で収まっている。

コンテナ船の船腹に空きができても Booking を受け付けず、航路を調整したりして、極力レートをキープするよう対応してきた。海運会社としては、過去数年間にわたって見舞われた安売りレートの再来はなんとしても回避したいところ。

ここ最近は持ち直し、コロナ直前にはレートが堅調に推移し始めたところでもあったから、なおさら持ちこたえたい気持ちは強かっただろう。

ところが、ゼネタのCEO、バーグランド氏は追い打ちをかける。

根拠は、世界の GDP 成長率が第2次世界対戦以来の低下率に陥るという IMF の予想だ。

ヨーロッパでは、輸入が1.9%ダウン、輸出はわずかに0.3%ダウン。

アメリカは、輸入4.6%ダウン、輸出3.5%ダウン。

極東エリアは、輸入1.0%アップ、輸出は微減。

悲観的なマクロベースの状況とは裏腹に、「極東からアメリカ西海岸向け」に限ったスポットレートは、4月から上昇を続けている。回復への良い兆しになるのか。それとも局地的なレートのヤマなのか。判断するまでにはもう少しかかりそうだ。

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